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Meets by Arts@ATAMI とは?

実際にアートプロジェクトの第一線で活躍している方々を講師に招き、展覧会に限らない映画イベント・音楽イベント、商業施設の販促イベントなども含めた「企画を初めるための最初の一歩」を学ぶため、2日の合宿(今回は短日2日間のプログラムとなっています)で具体的なプロジェクトの企画立案を学ぶスクールです。

私たちMeets by Arts が考える「アート」とは、作り手の価値観が見出せるモノであり、自分以外の人の考え方や視点、価値観に触れられるモノです。そんなアートに触れることで、自分が今まで持っていなかった考え方や価値観を知ることこそ、多様性や寛容さを生み出すためには大切であると考え、アートに触れる機会を生み出せる「プロジェクト」の企画立案のスクールを始めました。

このスクールでは、参加者の個人の取り組みの後押しをするとともに、アートがあるまちは「寛容で多様性が高い証」だと考えるからこそ、ここ熱海から持続可能なアートプロジェクトを企画・運営できる人材を育成することを目指して、本スクールを開講しています。

一般社団法人ミーツ・バイ・アーツ
代表理事 戸井田雄

熊谷 薫

アートマネージャー/東海大学 講師

 MbA@ATAMIのスクールプログラムに2年間関わりましたが、それ自体がアートプロジェクトのようだ、と感じながら伴走させていただきました。というのも、アートプロジェクト自体がとても流動的なものですから、その立ち上げ方や、続け方の方法論が体系化されているわけではないからです。実際、受講生も多様な人たちで、スクールとして伝えたいことを踏まえつつも、参加者のニーズや個性によりそい、プログラム自体を対話をと教え変えながら、講師も事務局も必死で作り上げたという気持ちがあります。地域の中で実施されるアートプロジェクトは、面白いアートであることに加え、様々なステークホルダーと調整しながら、より良い形を探る必要があります。色々と思うようにいかないからこそ、自分がやりたいことを信じて、なんとかして実施するしかありません。あいまいで、多様なアートプロジェクトのあり方を、少しでも受講生の方たちに感じてもらえたなら、幸いだと思います。

 MbAの皆さんは、しなやかで、いろいろなアイデアを受け止め、地域へつなげる力がとっても強いと思います。単純にアートをやるということよりも、受講生の個性を受け止め、その底力に寄り添い、開かせるパワーがあるなと思います。これからも、どんどん熱海でアートを通して、豊かなコミュニティを育んでください。私もまた、企画を持ち込んだりしつつ、一緒にできることを探りたいなと思います。そうそう、私の専門は評価や戦略をねることのお手伝いですから、また次のステップを考える時にご一緒できたらと思います。

平井 宏典

和光大学経済経営学部 教授/博士(経営学)

 最初にアートプロジェクトの講師をしないかというお話をいただいた時に、「難しそうだな」と同時に「楽しそうだな」と感じました。難しそうだと思ったのはアートプロジェクトの多様性にあります。アートプロジェクトは千差万別で、その方法論はまだ体系化されてはいません。こうすればできるというのを教えるのは難しいどころか私が知りたいぐらいです。

 では、なぜ講師をすることになったのかというと「熱海」という場の魅力と合宿という形態です。熱海は少子超高齢や空き家率の増加といった日本全体が抱える社会的課題の先端を走っていると同時に、近年は都心から近い温泉地として往時の人気を取り戻したかのように観光客で賑わっている稀有な場です。紙幅が限られているここで熱海の魅力を語り尽くすことはできませんが、地域でアートプロジェクトを学ぶという時に、ここまで魅力的な場というのもあまりないのではないか。その熱海で合宿で学ぶ。これは受講生だけではなく講師にとっても魅力的だと言えます。

 そして、何よりもプログラムです。MbA@ATAMIのプログラムは、自分が企画者となってアートプロジェクトを考えます。しかも、その企画は本人がその気になれば実現できる場や人とつながれるように設計されています。ここまで段取りされているスクールはなかなかないのではないでしょうか。アートプロジェクトは、地域と向き合い、本当に自分が成し遂げたいことを問い続けるプロセスが必要不可欠です。架空の企画を机上で考えるのではなく、合宿という形で地域に入り、実際に関係する人に会い、現場に立ち、真剣に考える。このプロセスに講師として一緒に伴走するという形であれば私にも教える余地、というよりも共に学び成長できる可能性があると思い、いまMbA@ATAMIの講師として一緒に頑張っていきたいと考えています。

 現在、日本各地で多くのアートプロジェクトが展開されています。ボランティアなどでその活動に関わることができるかもしれませんが、実は主体的にアートプロジェクトの運営側になるというチャネルはそんなに多くないと感じています。そのような現状においてMbA@ATAMIのプログラムは、様々な形で主体的にアートに関わる人を増やしていけるものだと感じています。ここから多くの仲間が様々な地域に飛び立っていくことを期待しています。

講師との「対話」による企画学習を重視するカリキュラム

第一線で活躍している講師の方々からの学びを、レクチャーを軸とするのではなく、クロストークや個別の対話を重視するカリキュラムとなっています。もちろん、レクチャーの時間も確保しておりますが、不特定多数へ語りかける一般論ではなく、個別の具体的なアドバイスや事例紹介を全体で共有する事で、より実践的な学びとプロジェクト実現へのサポートを実施します。

受講生の持ち込み企画をベースにブラッシュアップする

こちらから提示する課題や場所で企画をするのではなく、受講する方の関心や活動する地域、ジャンルに合わせた学びが出来るように、受講生が「やってみたいと思う」企画をベースとして、個別のフィードバックをベースにしたカリキュラムが組まれています。やってみたいと思う「気持ち」はあるけど、具体性がない場合には、事前相談やアドバイスも行います。

  • Meets by Arts 2023「まちの知り方とアート・プロジェクトの学校」

    Meets by Artsは2018年から始まったスクールで、毎年テーマや受講スタイルをブラッシュアップしながら実施していますが、今年度は「まちの知り方」を軸として、スクールを開催いたします。

    アートと地域と聞くと「越後妻有 大地の芸術祭」や「瀬戸内国際芸術祭」などの大型アートプロジェクトを想像する方も多いですが、実は日本は大小様々なアートプロジェクトが全国で行われており、その中にはまちづくりとしても大きな役割を担っているプロジェクトがあります。

    アートは個人の強い思いから作られるイメージがあるかもしれませんが、地域で行われるアートプロジェクトの多くは、開催地域を綿密にリサーチし、そのアートならではの観点から切り取られたまちの魅力は、地元の人にとっても新しい発見をもたらす場合もあります。

    ただ、その一方で、この「まちを知る」ということは容易ではなく、いざ自分で何か企画をしようとすると、

    ・どうやって地域を知って良いか分からない、、、

    ・地域の人との接点が作れない、、、

    ・十分に理解できないまま、企画が始まってしまった、、、

    ・続ければ分かってくれると信じたまま、何年も経ってしまった、、、

    ・・・なんてケースもありますが、逆に地域の文脈の中でしっかりとしたプロジェクトが作れると、小さくても人の心に響く、素晴らしい企画が生まれます。

    今回は、そんな地域とアートにおける大きな可能性でありながら、最初の1歩の障害にもなってしまう「まちの知り方」をテーマとして、各地でのアートプロジェクトの企画運営に携わっている講師と、実際に熱海のまちで10年間フィールドワークを続けているMeets by Artsの代表も講師に加わり、2日間のレクチャーでまちを知る入口を見つけられるスクールを開催いたします。

    【申込はコチラ】

    <<開催日時>>
    2023.1.22(日) 10:00 – 17:00 オリエンテーション(過去の受講経験者はオンライン参加も可能)
    2023.2.12(日) 10:00 – 17:00 最終ブラッシュアップ・全体共有(対面参加を推奨)

    ※初回前に事前の課題提出、1回目と2回目の間に進捗提出と個別フィードバックが予定されています。

    ※両日とも前日の土曜日の夜に任意参加の懇親会を開催(受講生向けのzoom配信も予定)

    <<会場>>Atelier&Hostel ナギサウラ(一部オンライン)

    <<メンター講師>>
    熊谷 薫 氏(アートマネージャー/東海大学 講師)
    平井 宏典 氏(和光大学経済経営学部 教授/博士(経営学))
    戸井田 雄((一社)Meets by Arts 代表理事/(株)machimori取締役)

    <<定員>>:約10名

    <<受講対象者>>
    ・地域でやってみたいアートプロジェクトがある人

    ・アートで何かしたいけど、何をしたいか悩んでいる人

    ・好きなまちがあって、そこで何かやってみたい人

    ・熱海で仕事をしているけど、もっと地域を知りたい人

    受講生のそれぞれが、熱海に限らない「まちでやってみたいこと」を考え、それに対するメンターからのフィードバックを軸としたスクールとなります。

    「やってみたいこと」は、「いわゆる展覧会などのアートの企画」に限定せず、施設の空きスペース活用などの課題解決等のテーマでも問題ありません。

    持ち込む「やってみたいこと」は申込時には明確になっていても問題ありませんが、【「どこで」「どんなことを」「なぜ」やるのか?】を、部分的でも初回までに言語化をしていただきます。

    【申込はコチラ】

    <<参加費>>
    新規受講生:15,000円(税込)
    受講経験者:5,000円(税込)

    ※交通費・宿泊費・食費・懇親会参加費等の費用は全て自己負担となります。
    ※受講経験者は「Arts Project school@ATAMI」の受講生も対象とします。

    <<カリキュラム(案)>>

    基本的には対面での参加を推奨いたします。オンラインでの参加も可能ですが、会場参加を優先したプログラムとなることはご了承ください。

    ※新型コロナウィルスの感染拡大状況等によっては、完全オンラインでの開催となる場合がございます。

    ※受講生の企画や進捗状況等によって、カリキュラムを一部変更とする場合がございます。

    1/14日(土):企画シート提出

    スクールのカリキュラムを受講生に合わせて調整するために、事前にフォームにて現在考えている企画や、その課題をご提出いただきます。

    1/15(日) – 20(金):事前学習期間

    提出された企画を踏まえて、事前学習教材(過去の動画や推奨図書等)を配信いたします。

    1/21(土):任意参加の前夜祭(受講生向けのzoom配信も予定)

    1/22(日):スクール1日目

    10:00 – 10:20  オリエンテーション・自己紹介

    10:20 – 10:50  レクチャー「まちの知り方とまち歩きの作り方」

    10:50 – 12:30 フィールドワーク的まち歩きツアー
    (受講経験者は個別の講師メンタリング)

    12:30 – 13:30 お昼休憩(地元素材のランチボックスの注文も可能です)

    13:30 – 15:00 それぞれの考えていることの発表・講師フィードバック

    15:15 – 16:30 講師クロストーク

    2/1(水):進捗提出

    指定のフォーマットにて、初回オリエンテーションからの進捗を提出していただきます。

    2/1(水) – 7(火):オンラインフォローアップ(オンライン)

    オンラインにて、受講生の進捗状況に合わせたフォローメンタリングを実施します。
    (上記以外でもMeets by Artsが事務局として相談に対してのフィードバックは行います。)

    2/10(金):企画書提出

    スクール前に考えを企画書として提出していただきます。

    2/11(土):任意参加の前夜祭(受講生向けのzoom配信も予定)

    2/12(日):スクール2日目

    9:00 – 10:30 個別メンタリング(2グループで実施予定)

    10:30 – 12:00 講師クロストーク(全体フィードバック)

    12:00 – 16:00 質疑応答受付期間
    講師が会場に待機してますので、必要に応じて質問やアドバイスが受けられます。

    16:00 – 17:30 プロジェクト共有
    最終発表として、講師とメンバーに企画を発表していただきます。

    17:30 –      任意参加の懇親会

    スクールの実施後も、Meets by Artsがアフターサポートを行います。

    <<主催>>:(一社)Meets by Arts

    【申込はコチラ】

  • 2022年度イベント「book arts trip@atami」

    開催日時
    2022.10.21(金)- 23(日)
    15:30 – 19:00

    会場
    Atelier&Hostel ナギサウラ

    講義内容
    Meets by Artsが事務所を構えるAtelier&Hostel ナギサウラのアトリエのお披露目に合わせて、本を通じて熱海のアートスペースを紹介するブックイベントを開催いたします。

    主催
    Meets by Arts

    協力
    本企画はBOOK TOURISUM IZU関連企画です 。
    (BOOK TOURISUM IZUは企画うさみみ 支援アーツカウンシルしずおか 協力伊東市で実施されています)

    関連企画
    古本市&ライブラリー@CLUB HUBlic

    リンク
    BOOK TOURISUM IZU
    うさみみ
    アーツカウンシルしずおか
    伊東市

  • 2020 年度「Meets by Arts@ATAMI」

    新型コロナウィルス感染症の影響もあり、オンラインでの開催となった。熱海の宿泊施設を活用したホテル型のアートフェアの実現に向けて、熱海に実存する3 つの宿泊施設での企画立案を題材としたスクール を開催した。

    開催日時
    事前学習期間:2020年11月19日(木)~12月3日(木)
    合宿❶:2020 年12月5日(土)
    自主ワーク期間:2020年12月6日(日)~2021年1月8日(金)
    合宿❷:2021年1月9日(土)~1月11日(月)

    会場
    Atelier&Hostel ナギサウラ ほか

    講義内容
    豪華講師のレクチャーに加え、4つのチームに別れ各々のチームに充てがわれる《実在する熱海のサイト(敷地・会場)》で、どのよう なプログラムが実現可能かを3日間で考え、最終日の公開プレゼンテーションで企画の発表を行います。
    プログラムは単なる企画提案だけではなく、実現するための事業計画、集客するための広報計画、実現するための運営体制までを具体的に考える事で、実践的にプログラムの作り方を学びます。

    講師
    熊谷 薫 氏(アートマネージャー/コンサルタント)
    平井 宏典 氏(和光大学経済経営学部 准教授/博士(経営学)/真鶴まちなーれディレクター)

    参加人数
    9名

    主催
    一般社団法人ミーツ・バイ・アーツ

    支援
    静岡県文化プログラム推進委員会
    静岡県文化プログラム推進委員会は、「地域とアートが共鳴する」をテーマに、オリンピック憲章で定められた文化プログラムを進めています。文化・芸術による地域活動の振興を目指し、様々な団体等との協働による多彩なプログラムに取り組みます。

    協力
    混流温泉株式会社、熱海市

      

  • 2019 年度「Meets by Arts@ATAMI」

    新型コロナウィルス感染症の影響もあり、オンラインでの開催となった。熱海の宿泊施設を活用したホテル型のアートフェアの実現に向けて、熱海に実存する3つの宿泊施設での企画立案を題材としたスクールを開催した。

    開催日時
    合宿①:2019年12月14日(土)~12月15日(日)
    __オリエンテーション、持ち込み企画の提案、レクチャー、懇親会、ほか
    合宿②:2019年12月16日(月)~2020年1月31日(金)(チームごとに1~2日間で設定)
    __リサーチ
    合宿③:2020年2月1日(土)~2020年2月2日(日)
    __グループワーク、中間発表、最終プレゼン、シンポジウム

    会場
    Atelier&Hostel ナギサウラ ほか

    講義内容
    豪華講師のレクチャーに加え、4つのチームに別れ各々のチームに充てがわれる《実在する熱海のサイト(敷地・会場)》で、どのよう なプログラムが実現可能かを3日間で考え、最終日の公開プレゼンテーションで企画の発表を行います。
    プログラムは単なる企画提案だけではなく、実現するための事業計画、集客するための広報計画、実現するための運営体制までを具体的 に考える事で、実践的にプログラムの作り方を学びます。

    メンター講師
    熊谷 薫 氏(アートマネージャー/コンサルタント)
    平井 宏典 氏(和光大学経済経営学部 准教授/博士(経営学)/真鶴まちなーれディレクター)

    12月15日レクチャー・講師
    永田 雅之 氏(一般社団法人 熱海怪獣映画祭代表理事/映像ディレクター)

    2月2日シンポジウム・ゲスト
    芹沢 高志 氏(都市・地域計画家 / アートディレクター / P3 art and environment 統括ディレクター)
    加藤 種男 氏(静岡県文化プログラム チーフ・オペレーティング・ディレクター)

    参加人数
    12名

    主催
    Meets by Arts@ATAM 実行委員会

    支援
    静岡県文化プログラム推進委員会

    協力
    混流温泉株式会社、熱海市

       

  • 2018 年度「Arts Project school@ATAMI」

    2017 年に開催されたATAMI2030会議をきっかけに(一社)コマンドN の協力によってスクールが実現。 熱海の宿泊施設を活用したホテル型のアートフェアの実現に向けて、熱海に実存する3 つの宿泊施設での企画立案を題材としたスクールを開催した。

    開催日時
    2018.11.23(金・祝)- 25(日)
    ※10月20日(土)にオリエンテーションと事前ワークショップを開催。

    会場
    naedoco atami collaboration workplace ほか

    講義内容
    豪華講師のレクチャーに加え、4つのチームに別れ各々のチームに充てがわれる《実在する熱海のサイト(敷地・会場)》で、どのようなプログラムが実現可能かを3日間で考え、最終日の公開プレゼンテーションで企画の発表を行います。プログラムは単なる企画提案だけではなく、実現するための事業計画、集客するための広報計画、実現するための運営体制までを具体的に考える事で、実践的にプログラムの作り方を学びます。

    講師
    中村 政人 氏(アーティスト/3331 Arts Chiyoda統括ディレクター/東京藝術大学教授)
    小野 裕之 氏(greenz.jp ビジネスアドバイザー)
    森 裕一 氏(MORI YU GALLERY代表/ART OSAKA 、AIPHT実行委員長)
    山崎 亮 氏(コミュニティデザイナー)
    市来 広一郎 氏(NPO法人atamista代表理事/株式会社machimori代表取締役)

    定員
    約20名

    主催
    NPO 法人 atamista

    共催
    混流温泉株式会社、一般社団法人非営利芸術活動団体コマンドN、静岡県文化プログラム推進委員会

    後援
    熱海市、熱海市教育委員会、熱海市観光協会

       

2018年度受講

永田 雅之

映像プロデューサー・ディレクター。東京・世田谷から4年前に熱海移住。現在、熱海市動画アドバイザー。撮影では、360 度映像や、ドローンなども行う。一般社団法人 熱海怪獣映画祭 代表理事、あたみ着物まち歩き代表。熱海銀座にてレンタルスタジオ「スナックあた美」運営。短編映画「熱海モンスター」を2021 年に制作。街歩きを題材とした謎解きゲームの制作も行う。

  • 熱海でクリエーターが集まってくるようなイベントをしたいという思いから参加しました。
    プログラムでは、講師陣が著名で多岐にわたり魅力的なことと、熱海の現場を活用した講義内容に惹かれました。
    現在、熱海怪獣映画祭の代表をしているのですが、地域とのつながり、アートを活用した視点などを、本プログラムを通して得られたと感じています。
    引き続き、熱海に多くのクリエーター、アーティストが集まり、芸術発信の場として広がりを見せつ活動をしていきたいと思っています。

2019年度受講

芹澤 亜由美

  • 自身のスキルとやりたいことを、どうしたら熱海で実現出来るか考える場が欲しいと思って、このスクールを受講しました。
    具体的には、熱海をどんなまちか、熱海で何ができるのかが知りたかったのと、面白い人と繋がれればと思っていました。
    2019年度に受講生として参加して、2020年にはスタッフとして関わりましたが、企画を0からつくる作り方、企画をたてるところの大変さを知ると同時に、「まずなにをしたらいいのか」という、着手する最初の一歩がみえたのは大きな学びでした。
    今後は、2020年度のサイトオーナーでもあった松本さんのギャラリーのレセプションでの展示も決まっており、熱海で作家としての活動もしてみたいと思っています!!

2020年度受講

越山 昌美

早稲田大学国語国文学専攻科修了後サントリー美術館に4年間勤務。その後日本女子大学家政学研究科で児童文化(絵巻物から絵本への変遷史)を専攻し修士号取得。以後、出版社勤務などを経て、フリーランス編集者および図書館司書として活動中。

  • 私自身が学芸アシスタント&広報担当として美術館に勤務していたのが1980年代だったので、その後日本で広がっていったアートイベントの仕組みや成り立ちについて知りたいと長年思っていました。MbA の初年度から参加したかったのですが、一年で最も多忙な時期の開催だったので、毎回迷いつつも諦めておりました。第3回目にあたる今回は、本業の機内誌編集の仕事がコロナ禍で激減していたので、ようやく参加できました。

    プログラムでもっとも大変だったのが、企画の“芯”を突き詰めていく作業でした。雑誌媒体で編集職を長年務めてきた自分は、ひとつのテーマを多面的に捉えて構成していくことには慣れていました。が、テーマをひとつに絞り込み、「なぜ」をとことん詰めていくという過程には、哲学的な考察が必要で、それが苦手であり、かつ今の自分に必要なことだと自覚できたことは大きな収穫でした。

    講師とのやりとりで、自分の考えやこだわりを明らかにしていきながら、リサーチの過程で、アーティストたちの作品への思いを探っていくことで、普段活性化されていない脳の部分が大いに刺激されました。クライアントのいる仕事で相手の要望をページにしていくことは得意でしたが、そのなかに、自分のこだわりや「好き」を少しでも表現していくことの重要性に改めて気づかされました。プログラム最終日の翌日に書いた原稿に、普段とは違い、ほんの少しですが私なりの時というものに対する哲学的な思考を取り入れて表現してみたところ、思いがけずクライアントからお褒めの言葉を承り、驚きました。

    今後は、2拠点居住の地となる熱海を舞台に、アートイベントを企画・実施することを目標に具体的な行動を起こしていきたいと思っています。また併せてその過程を自身が発信していくことにより、少しでも熱海という町の懐が深くなり、魅力が増していくことに貢献できればと思っています。

今後の活動

ミーツ・バイ・アーツは今後はイベントとしてのスクールは一旦お休みにして、過去の受講生の企画の実現のサポートや、熱海でアートプロジェクトの実施の補助を中心に活動を予定しております。

既に過去の受講生から実施に向けて動き始めているとの連絡も受けており、そういった活動と地域を結びながら、プロジェクトが実現されるタイミングで賛同者を募りながら、プロジェクトに一緒に関わりながら現地で学ぶ形のプログラムが実施出来ればと考えております。

こんな人、ご連絡ください!!

・熱海でアートプロジェクトやイベントを実施したい方
・熱海でアートプロジェクトやイベントの実施を学びたい方
・熱海でアートプロジェクトやイベントを実施したい場所の運営者の方

ぜひ熱海の活動に加わっていただければ嬉しいです!!